オートメーション技術によって生産工程のあり方が根底から変化したことは、誰の目にも明らかでしょう。6軸の多関節ロボットが複雑な作業を高精度で行うスポット溶接、組み立て、マテリアルハンドリングはその代表的な例と言えます。製造業者は、もちろん冗長な手作業を減らしてワークフローをもっと効率よくするために6軸ロボットを利用しているのですが、生産性を上げ、アプリケーション全体のコスト削減を図るため改善するべき領域はまだまだ残っているのです。
ロボットシステムに7番目のリニア軸を導入することで、6軸がもたらすベネフィットはそのままに、複雑な作業をこなす7軸目の自由度が加わります。
この柔軟性により、例えばピック&プレースシステムで、単数もしくは複数のロボットおよび荷重を前後に“シャトル”させることができます。第7軸がもたらすメリットは数多く、その中でも、
ローロンのSeventh Axisシャトルシステムは最大荷重2000kgまでのあらゆるタイプのロボットを動かすことができ、最大46mのストロークが可能です。
アクチュエータの駆動システムにはラック&ピニオンギアを使用して精度を保証、さらに凹凸のある表面でも誤差調整を可能にするため調節可能なタイを装備しています。
Seventh Axisは統合が容易で、7種類のサイズがあり、ボール循環式ガイドとローラータイプから選択できます。
さまざまな業界の設計者が6軸ロボットシステムに7番目のリニア軸を加えています。実際にローロンのSeventh Axisアクチュエータが活用されているのは、パレタイジング、糊付け、板金折り曲げなどの作業です。
すでにオートメーションの効率とコスト削減の成果をご存じの製造業の皆様は、7軸システムの導入により現在のベネフィットをさらに拡大できることでしょう。
多関節ロボットに7軸目を追加することで得られるベネフィットについての詳細はこちら ホワイトペーパーをダウンロード