産業レベルの精度、強度、円滑さ、信頼性は、「家庭用」の用途でもその利点を発揮します。暖炉のドア移動は、特に難しいアプリケーションです。シンプルで、信頼性のあるドアと火室のモノブロックの操作で、高温、汚染物質、そして軌道面に堆積した灰を処理し、快適さ、円滑さ、簡単な設置、メンテナンス性を確保しながら、燃焼を最適に管理します。
暖炉の建築業者や設計者のこれらの特殊ニーズを満たすために、Rollonは特殊なレールを開発しました。
垂直スライド用ボールベアリング付きリニアレール
これらは、暖炉の上下ドアを垂直に滑走させるために特別に開発されたTEN30Kシリーズのローラーベアリング付きレールで、ドアが閉位置にあるときに完全に気密状態になります。このレールによって、システムの剛性さを確保し、ドアに緩みを作らず完全密封し、また木材を最適に燃やす為、火室掃除も容易です。
TEN30Kレールは、表面硬度の高い窒化鋼でできており、特許取得済みのRollon-Nox技術を用いて熱化学黒色酸化処理を施されています。スライダーは鋼製で、堅牢なステンレス鋼のコイルバネが特徴です。スライダーが滑走するベアリングもスチール製で、熱処理、丁寧な研削処理が施されており、金属保護具と高熱性グリースが使用されています。

TEP30Kシリーズの主な利点
設置された一対のレールは、高温による膨張や、大工作業の正確でない設置によって生じる誤差やずれを補正することもできます。TEN30Kは、「T + U」レール構成により、最大3.4mmの平行誤差を補正します。
TEN30Kシリーズの主な利点

TEN30Kレールが提供するソリューションは、コーナー煙突や3面煙突にも使用でき、これらの装置の長所を伸ばす事ができます。
Rollon製品の特徴的な要素の1つとして、市場で販売されているほぼすべての煙突にまでソリューションを適用できます。リニアモーションのソリューションを40年以上開発し、市場を注意深く、しっかりと観察してきた会社だからこそ、高度なカスタマイズと、再現性および効率性を大胆に組み合わせた産業プロセスを備えており、たとえ専門的なニーズでも、ハイテクソリューションの特殊分野ニーズにも応えて行きます。
