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舞台の裏側で:円形劇場内でのROLLON製レール

Guide Lineari

舞台の裏側で:円形劇場内でのROLLON製レール

16 2, 2022

エンターテインメント産業において、演劇の演出は舞台裏に掛かっていることが多いと言えます。舞台で舞台装置や道具を安全かつ目立たないように移動させるシステムを構成する部品が、実は出し物の真の主役であることもあります。特に、その移動によってねじれや曲げが生じ、特定の解決策を必要とする場合です。
Rollonの顧客は、テーマパーク内にある円形劇場のステージの上で空飛ぶケージを上下させるモーションシステムを構築しました。ケージの重量は約5,900kgで、ケーブルと誘導システムによって誘導されます。
重量のほとんどはケージ前面にかかります。
この複雑なアプリケーションの追加課題には、ケーブルが含まれます。ケーブルは垂直リフトのみです。 風の強い時にケージが動くと、振動する荷重を支えることができません。装置に必要なのは、ケージの偏った重量と変動のある荷重が引き起こす偏荷重を処理できるリニアレールで、こうすることにより部分的カンチレバーの装置としてケーブルが中心からダイレクトにケージを引き上げられるのです。
偏荷重の可能性を調べた結果、スライド装置は通常30から32㎏、また、停電が起きた場合80㎏の半径方向力を処理する必要があると、エンジニアリング会社が判断しました。ケージは約0.5メートルの垂直ストロークで、制御用にスライダーを配置して、各レールの長さを1メートルで実行しなければなりませんでした。リニアガイドのその他の必須条件は以下のとおりです:

  • 頑丈な構造であること。レールはほこりや粉塵に強く、最小限のメンテナンスで済むものでなければならない。
  • 長寿命。クライアントは、15-20年の製品寿命を求めました。
  • 静音走行。装置使用の環境は、転がりやスライドパーツの騒音がステージの邪魔になる場所であること。

SPEEDY-RAIL

確実なパフォーマンスのためのステージを設定

お客様が選ばれたのはRollonスピーディレールのセルフサポート式リニアレールで、テーマパーク用アプリケーションの成果に満足されています。ケーブル駆動の後ろのケージ装置の後部にスピーディレールを設置しました。軌道面に硬化アルマイト処理を施したアルミプロファイルとプラスチックコンパウンド処理を施したスチールベアリングからなるレールは、5,900ポンドのケージが傾いた場合のモーメントを吸収し、頑丈なレールとスライダーが偏荷重を支えます。さらに、スピーディレールには、無限のストロークを組み合わせることができるという利点があります。スピーディレールはまた、過酷な汚染環境や、摩耗に耐性があり、潤滑やメンテナンスなしで8万km以上のストロークの製品寿命を達成しています。スピーディレールの特長は他にも以下が含まれます。

  • 高い剛性。アルミプロファイルレールは、荷重方向の軌道幅が13 cmであるため、構造に剛性が加わります。
  •  セルフアライニング。システムは、最大±4ミリメートルのミスアライメントを処理できます。並行したレールは、ローラーと支持部分が8ミリまで並行度誤差を吸収します。このアプリケーションのスピーディレールユニットには4つの軌道と8つのスライダーが搭載されており、並列移動の誤差への耐性機能が備わっているので、その組立は、迅速かつ簡単にできました。
  •  セルフサポーティング。スピーディレールを構成するアルミニウムは高い慣性モーメントを持つためスライドシステムにもアルミニウムが使用されています。このため他のサポートの必要がありません。
  •  静音走行。ローラーにはプラスチック塗料が施されているため、レールは静かに動作します。
    • 耐腐食性。アルマイト処理アルミニウムのパーツは耐食性に優れ、他の加工の必要がありません。
  • 低メンテナンス。Speedy Railは潤滑の必要がありません。
  • 軽量アルミプロファイルのスピーディレールならスチール製より軽く取り付けが簡単です。
Speedy rail 1

 

エンジニアリング会社は高性能構造のレールの利点を得ただけでなく、Rollonの経験値の恩恵も受けています。Rollon のエンジニアたちはアプリケーションに最適なスピーディレールのサイズを選ぶ手助けをし、以下の技術問題の解決策について助言しました。

  • 荷重に対し厳密な制御を維持するための理想的なスライダー間のスペースを計算
  •  磁気影響や緊急停止の管理決定
  • 屋外環境での風環境に対するスピーディレールの耐性とケージ表面の点検をする。
    同社は回転ケージシステムで使用する最適な構造のレールを見つけ、Rollonが技術サポートをし、この繊細な設置に最適な技術を採用しました。

セルフサポーティングSpeedy Rail についての詳細情報は、製品ページをご覧ください

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