厳しい条件のアプリケーションでリニアガイドに高荷重を移動させたいとき、通常の選択肢といえば、ヘビーデューティ用のプロファイルレールの使用、そしてそれに伴うミスアライメント問題の対処になります。高荷重に対応するなら、中精度アプリケーションで活躍する適合性のあるガイドは出番がないことが多いのです。荷重とミスアライメントのどちらの基準も満たすためには、大型のプロファイルレールを選んで時間も費用もかかる設置のための作業に取りかかるのが通常の流れです。
その作業には、適切な許容誤差にするための研削、取り付け表面の加工、専用の固定器具の製作、ボルトとシムの調整などが含まれるのですが、もっとシンプルで楽ができる設置方法があるかもしれないのです。
新世代のリニアガイド製品には、高価でうんざりするこういった作業を過去の遺物だと思わせてくれるベアリングを装備しているからです。
ローロンのCompact Rail Plusを選ぶことは、頑丈で耐久性があり、中精度アプリケーション用ガイドに典型的な自動調心という特長を備えたレールを手に入れることを意味します。

Compact Rail Plusは重荷重、高速、高加速度、過酷な使用環境といった条件の厳しいアプリケーション用に設計されています。構造の特徴として、ラジアル方向にもアキシアル方向にも高い許容荷重を保証する複列ボールベアリング、凸型転動面でより剛性が高くなった新しいレール、内部部品を汚れやコンタミから保護するサイドシールを備えた頑丈なスチール製スライダーが挙げられます。高周波焼き入れ転動面の採用で静かな動作と長寿命を保証するモデルもあり、また耐食性を高めるためのさまざまな表面処理オプションの用意があります。
頑丈さを特徴としながらも、このレールは適合性にもすぐれ、精度のあまりない取り付け表面でも自動的に調整できます。
Compact Rail Plusの詳細については、ぜひこのテーマのウェビナーをご覧ください

さらに、2本のスライダーを異なるスライダーと組み合わせることで、2つの平面でアキシアル方向最大3.5 ミリ、ラジアル方向最大±1.3度のミスアライメント誤差を補正してくれる自動調心システムを設計できます。これらの特徴と性能により、以下が可能になります。
- 精度要件に応じてベストな構造体を選ぶ。
- リニアガイドを機械加工されていない表面にも簡単に設置。
- 組み立て時間を削減。
- 過酷な環境でガイドが使用可能。
高い許容荷重と自動調心機能に加えて、 Compact Rail Plusは、
- C型プロファイルにスライダーと転動体を収め、コンパクトサイズ。
- 予圧調整が可能。
- 窒化処理、黒色酸化被膜、研磨を施した転動面

プロジェクトの簡素化
要求の厳しいアプリケーションで高荷重移動の必要があるとき、ミスアライメント対処に関して古いやり方で我慢することはありません。
ローロンのCompact Rail Plusは自動調心機能、耐久性のある複列ボールベアリング、高い剛性のレールの組み合わせにより、お望みのパフォーマンスを提供し、プロジェクトのシンプルさを維持します。
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